亜依の生い立ち #2
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亜依を拾って10日くらいした時に3連休があり、3日間毎日亜依の世話に
職場には通えないわ、と思って、とうとう亜依を家に連れて帰りました。
その前に獣医さんのところへ行き、ワクチンを打ってもらい、ノミを駆除して
虫下しも飲みました。するべきことをきちんとしたら、すっかり亜依は私の
猫って感じになって、最早絶対誰にも渡さないぞという気持ちになっていました。
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亜依を家に連れてきたのは、父には内緒でした。父は筋金入りの動物嫌い。
亜依とこっそりと暮し始めました。
家に連れて来た次の日の朝、私は「しょりしょり…」と言う妖しい音で
目を覚ましました。みると亜依が観葉植物を食べているではないですか。
慌ててネコ草を買って来ました。後で本で読んだら毒になる観葉植物 も多いんだって。びっくりしました。
ETみたいな亜依(笑)。ちっちゃいねぇ。
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亜依は私の家を気に入ったらしく、かなりリラックスして過ごしているようでした。 そして、私は父に家でネコを飼いたい、いや、飼います!!と宣言したのですが、、 父は「なら、自分が家を出て行く」と言うので(出て行ってもいいんだけどさ 笑)、 私が家を出るべく、物件探しが始まりました。
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亜依はこの東側の窓がお気に入りでした。私が仕事に出かける時間になると ここに上って、私が出かけるのを見届けてから、眠っていました。 事務室とは全く違う、落ち着いた寝顔に私もほっとしていたものでした。
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ぐっすり寝ているでしょう。この頃から徐々に、拾ったばかりの時の いじけた人を疑う目から、落ち着いたかわいらしい目に変りました。 でも、本当に人に慣れてくるのはずっと後のことです。
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結構天真爛漫でお茶目ないたずらもするようになりました。 私のお気に入りの>
アディダスのパンツにネコキック。 私が出かける前は、私の背中にジャンプして引っかいたり、 甘えた行動も見られるようになって来ました。 この頃から、だんだん私の意識も「母」になって来ました。
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